課題の内容と毎月の流れ

みなさんこんにちは。いよいよ今月から静芳書塾オンラインがスタートしました。

これからみなさんには「臨書(りんしょ)」をしていただきます。
「臨書」とは古くから伝わる優れた書を手本として書くことをいいます。臨書を通して様々な表現と出会いましょう。書道においては最も大切で基本的な学習方法とされており、技量を向上・書風を学ぶために欠かせない練習です。

基本的に、毎月楷書と行書の課題が出ます。

楷書と行書を同時に学ぶことで、筆脈(筆の流れ)を身につけます。まずは書く時間を生活に取り入れることを目指してください。

課題は「課題提出」 ルームへ、それ以外の日々の練習は「自習室」「つぶやき」機能でアップしましょう。

※必読:投稿の仕方※

スクリーンショット 2025-03-03 21.08.27.png 854.61 KB
スクリーンショット 2025-03-03 21.08.31.png 586.95 KB
スクリーンショット 2025-03-03 21.08.35.png 563.36 KB


前半のライブ授業では課題の解説、後半ではみなさんが提出作品をいくつかピックアップして添削をします。ぜひ後半のライブ配信の前日までに投稿にください!
投稿の仕方など、操作方法は3月8日(土)10:30~のウェルカムイベントでも解説しますので、焦らず大丈夫です。だんだんと慣れていきましょう✨



プライマリーブック、教科書は、後日発送するテキストとなります。
ページ番号を記載していますので、届き次第ご参考ください。

今月の課題(1)
孔子廟堂碑    「大道」    プライマリーブックP8

3月楷書    最終_page-0001.jpg 312.13 KB
〈解説〉
唐の太宗が、儒教振興のために長安に孔子の霊を祀る廟を再建した際の記念碑である。
初唐の三大家のひとりである虞世南70代後半の作と見られ、その作品では信頼できる唯一のものとされる。原碑は建てられて間もなく火災で消失したが、現在は宋時代に復刻されたものが西安碑林博物館に収蔵されている。
〈書の特徴〉
①伸びやかな横画・右払い
②向勢で丸みがある
③点画をやや離し気味にし、気品のある落ち着いたたたずまい



今月の課題(2)
蘭亭序「永和」教科書 P2

3月行書    最終_page-0001.jpg 272.99 KB
〈解説〉
永和9年(353)3月3日、会稽郡の山陰県(今の浙江省紹興市)の蘭亭に42人 の紳士が集まり、みそぎをして、酒を飲み、詩をつくり合う集まりが行われました。
ここで詠まれた詩集の序文の草稿が、蘭亭序です。
蘭亭序の真跡は、王羲之を寵愛した唐の太宗皇帝が自分の棺に埋葬してしまったため残っていません。残っているものは後世の人の臨本(真似して書いたもの)あるいは摸本(原本を敷き写ししたもの)のみで、今回の古典は蘭亭序の「神龍半印本」で馮承素がつくったといわれる模本です。


今月の課題は以上です。
投稿の仕方に不安がある方は、今週末のライブ配信を見ていただいてからの投稿でも大丈夫です!
ご不明な点がありましたらお気軽にコメントください。